「『北』には、困ったものだ!」と日本政府は考えているのだろう!
- 拉致・核実験・ミサイル発射、これらは近隣の「敵・危険」として、十分役割を果たし、軍事費・自衛隊・対米従属の口実とすることができる
- 「拉致」もその観点から解決しない方がよい
- しかし、立場上は「解決」をめざす姿勢を見せなければならない
この板ばさみが、田口八重子さんの長男の飯塚耕一郎さんがキム・ヒョンヒ元死刑囚との面会を求めて5年前に外務省に託した手紙が保管されたままになっていた理由なのだろう.
「北」に拉致された人の家族の立場は、複雑だ.
家族を取り戻すために、北の悪を糾弾し、日本政府と米政府に解決を訴える.
その気持ちは、理解できるが今の政府と米国に解決できるだろうか?
両国もかっての大規模な拉致の加害の当事者ではないか?
日本は、主に朝鮮・中国から労働力として、女性を含め拉致をおこなった.
その清算をしない政府に拉致問題を解決できるだろうか?
米国も、アフリカからの奴隷売買による労働で大もうけをした.
彼らに頼んでもムダではないか?
「北」は、「自衛」を口実に核・ミサイルを外交に利用している.
アメリカや日本、中国・ロシアなどの国際社会も、自国の核をそのままに、「核を持つな」もリクツに合わない.
拉致被害者の家族にこのリクツを理解しろというのもリクツに合わない
正しい内外政策を実施できる政府を持つことだけが解決になる.
これこそが答えだ!