2009年5月31日日曜討論「どう止める?北朝鮮“核保有”」(司会・島田敏男解説員)では、憲法を守るべきだという論点を司会者は100%無視しました.
出席者4名すべてが、「敵基地(先制)攻撃能力を持つ論議の必要性」を否定しませんでした.
出席者の1人は、他の場所で、国民生活が圧迫される中「『防衛費』削減の流れが強くなることを心配する」などと、税収(約46兆円)の10%を超える(約5兆円)軍事産業関連予算の維持(強化)を主張しています.
このような「論者」を出席させながら、「逆進性の強い消費税増税反対・少なくとも食料品はただちに減税」の論点があることを、番組は無視しました.
以下の問題があります.
1. この放送単独で、政治的に不公平.
2. 番組は憲法の軽視・無視が当然の立場をとった.
3. 五党派から1名ずつ出席の場合でも、発言回数・時間の点で、与党・多数党に片寄る(2009年6月28日・日曜討論の例).
4. 以上はいずれも放送法違反であると考えられる.
受信者には、民法上以下の権利が発生しています.
* 受信料支払いを拒む権利(533条)
* 損害賠償請求の権利(415条以下)
改善を求めます.
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憲法と放送法
いろいろな矛盾があります.
◆「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」とハケン切りの矛盾 ◆政治的に不公平な放送とNHK受信料100%請求の矛盾 裁判で問題解決ができるか? (一部詳略.⇒ 全文) 民法(533条・同時履行の抗弁権)上、受信者には「受信料支払いを拒む権利」が発生しています. このサイトでは、受信者・国民の自覚が高まれば、解決は可能だと考えます. 放送では、政治的に不公平な放送に対して100%受信料請求の動きと、放送改善の動きが、法律的綱引きをも含めて争われてゆくことになるでしょう. しかし、結局は国民の立場で解決することができるでしょう. |