2009年3月30日月曜日

NHKに、なぜ放送法違反があるのか?

 
(例:2009年2月8日の日曜討論.出席は6党で、この点は問題ないが、NHK司会者の指名による発言回数で問題があった)

賛成または条件付き
賛成各党の合計発言回数
反対各党の
合計発言回数
海賊対策
海外派兵容認
7回
2回
消費税増税
8回
1回

この放送は、以下のことを示しています.
  • NHKの政治報道の基本姿勢に、放送法より政府与党を重視することがある
  • NHKの内部基準に問題がある
  • 視聴者の声を聞くシステムが十分機能していない
  • 視聴者が、NHKの放送に慣れさせられてしまった
局および視聴者が、ともに反省すべきではないでしょうか?


参考:
NHK 日曜討論 2009年2月8日


6党による討論をおこないました.
テーマと各党の発言回数は、以下のとおり.

自  民公  明民  主共  産社  民国民新
郵政民営化   2   2   2   1   1    1
 景気・雇用   6   3   4   3   3    2
 税制改正   2   2   2   1   1    1
 海賊対策   2   2   2   1   1    1
  合 計   12   9  10   6   6    5

以上を内容的に、以下のように分類してみると:

自  民公  明民  主共  産社  民国民新
派遣切りの
一定程度容認
   〇   〇   〇   x   x    x
消費税増税
容認
   〇   〇   〇   x   △    △
海賊対策
海外派兵容認
   〇   〇   〇   x   x    〇
  合 計   12   9  10   6   6    5
   〇:イエス  x:ノー
   △:消費税増税は限定(食料・医療・教育などは減税)

まとめ
賛成派の合計発言回数反対の発言回数
海賊対策
海外派兵容認
7回
2回
消費税増税
8回
1回

この番組は、自衛隊の海外派兵容認派、消費税増税容認派に偏しています. これは、「政治的に公平」の放送法に違反しています.

NHKが長年このような放送をしてきたことが、日本の政治での「年金破壊」「財政破壊」「憲法の軽視・無視」の要因のひとつではないでしょうか?

これは、「健全な民主主義の発展に資する」こと、すなわち「放送法」の目的に反しています.


 

 

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憲法と放送法

いろいろな矛盾があります.

◆「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」とハケン切りの矛盾
◆政治的に不公平な放送とNHK受信料100%請求の矛盾

裁判で問題解決ができるか?

(一部詳略.⇒ 全文

民法(533条・同時履行の抗弁権)上、受信者には「受信料支払いを拒む権利」が発生しています.

このサイトでは、受信者・国民の自覚が高まれば、解決は可能だと考えます.

放送では、政治的に不公平な放送に対して100%受信料請求の動きと、放送改善の動きが、法律的綱引きをも含めて争われてゆくことになるでしょう.

しかし、結局は国民の立場で解決することができるでしょう.